
丹原俳句ウォーク2023秋 作品紹介
丹原俳句会「あいの風」発会記念丹原俳句ウォーク2023 優秀句一覧
最優秀
秋曇り古きパン屋のシャンデリア 幸太郎
優秀
秋時雨華美なる音のハーモニカ 幸太郎
霜月を何度も映す金物屋 萌花
火恋し七年学校だった場所 萌花
観音の降りし切り株冬紅葉 颯万
柿の木が空間染めて明るいの 萌花
入選
水清しみゆるぎ橋のとりの声 弘子
百年の重み感じるカスタード 秀樹
久妙寺の幼子の踏む柘榴かな 章太朗
額縁の墨絵の濃さは冬の虹 芳隆
もみじ寺どんぐりころがる駐車場 弘子
ふる雨やもみじふりわけゆるぎばし 光昌
紅葉のゆかいな顔が踊り出す 礼子
秋の空ゆっくり歩くオールドロード すい
秋雨やゆったりとしたハーモニカ 克昌
選者詠
良悟先生詠 初冬の雨筋光る幟旗
妙子先生詠 たわわなる熟柿の灯り雨に冷ゆ
大和先生詠 西山興隆寺三百段途上 真言にそのまま化けよ月の蟹

西条丹原俳句ウォーク2024春 作品紹介
熊本良悟先生特選
春動く猿の駆けたる墓の道 悠惺
花びらが散った後にもピンクの軸 雅子
森川大和先生特選
さくらさく池のほとりをたびへんろ 光昌
竹林は紋白蝶に誘われて 幸太郎
熊本良悟先生入選
君ににし花見かえりとすれちがう 光昌
花寺を鬼の一行過ぐる風 大和
おちのパン桜と緑のカーペットで 秀樹
桜の花びら階段降りるたび舞い上がる 雅子
用水路に一本どっしりと花菜 颯萬
森川大和先生入選
柴犬も人も閻魔もあたたかし 章太朗
花散らし終えし樹間に透ける海 良悟
おんぶしてと愚図るこどもや葉桜や 幸太郎
ふわふわと黄色のミモザ第一子 弘子
木の枝を踏む者東風に吹かれたり 幸太郎
多選句
葉桜や仏の顔の真っ二つ 颯萬

西条丹原俳句ウォーク2024秋 作品紹介
熊本良悟先生特選
収穫を終えし果樹園初しぐれ 妙子
二年生拾った落ち葉まだ青い サーシャ
へやのおくあさひさしこみとうじくる 茂明
熊本妙子先生特選
子の声が途切れぬ郷の秋遍路 克昌
缶蹴りの鬼の見つけし秋入日 良悟
丹高生この日のための菊づくり 光昌
優秀句
秋びより通路をふさぐ菊のはな 光昌
雲の間に秋の夜長に何思う 浩史
石鎚が見守る丹原秋深し 弘子
興隆寺紅葉の間に間に歩を進め 浩史
柿一つ母の笑顔の待ち遠し 克昌
濡れそぼつ桜紅葉の峠越ゆ 妙子
ふるさとの寺に色づく柿の赤 靖子
秋雨とかさなり響くハーモニカ 史菜
煮崩れの南瓜平気な家系なる 萌花
たんぼみちトトロどんぐりみいつけた 礼子
秋雨のぬれそぼつ苔柿の朱 有美
星流る祭りの後の静けさよ 靖子
秋の雨洗い浄めよ焔魔堂 克昌
香り立つ月下美人夢一夜 弘子
遠き地のマルシェに並ぶ柿の実や 麗子
稲穂たれ生命の恵み無限大 有美

ロビー展等
伊予銀行丹原支店ロビー展(令和6年1月~2月、令和7年1月~3月)

西条市佐伯記念館展示(2024年7月)

丹原公民館展示(2024年11月)

SaijoBase展示(令和6年12月)

