
量子力学と「すべては心の反映」
量子力学は「意識」が「物質」に影響を与えることを証明しました。意識は波動。一人一人の思いは周りに影響を与えるのです。自分が思えば周りの現実は変わっていきます。自分が行動すればさらに現実は変わるでしょう。波動は周波数。高い周波数は高い周波数の出来事と共鳴します。逆もまた真なりです。稲盛和夫さんは「すべては心の反映」と言われましたが、そのことを言われているのだと思います。
『アミ 小さな宇宙人』が問いかけるもの
小説『アミ小さな宇宙人』は現在絶版になっていますが、その中で宇宙人のアミは、「進歩度」は「愛の度数」で測られると言っています。本の中では、地球に住む人間の「愛の度数」の平均は550度だと(「愛の度数」には320度~850度位の幅があるそうです)。今の日本人の「愛の度数」はどのくらいなのか心配になります。「愛と感謝と調和」が大切なのか?「お金だけ」が大切なのか?この本は警鐘の実話のような気もします。因みに700度以上が望ましいとのことです。
この本はとてもいい本です。図書館にありますからぜひ読んでみてください。
今日本人に求められるもの
愛は光であり、エネルギーでもあります。こういうことが分からなくなったのが現代です。深いことが分からなくなっています。古来日本人は瞑想をして心を鎮め、自分の「真実の自己」からの小さな声を聞いて、自分の行動を律してきました。「愛、真、善」とかいうことが直観的に分かるのが日本人だったのです。でもそれが残念ながら分からなくなりつつあります。日本人の精神が失われようとしているのです。
しかしまだ取り戻せる可能性はあると私は思っています。光は小さくなっているもののすべての日本人の心の奥底にあります。祈りの力も残っています。しかし、今思い出し復活させなければ、消えてしまうかもしれません。まさに今、瀬戸際の状態です。
日本人の目覚め
今は日本本来の精神性に立ち返るべきときだと思います。背筋を伸ばして、目を閉じて、息を整え、鳥の声、風の声に耳を澄ましましょう。先日の合氣道の稽古で、私は道場の子どもたち(未就学児から中学生まで)に正座の方法と、呼吸の整え方、そして黙想の方法を教えました。なかなか集中できない子もいましたが、いつかできるようになると思いますし、それが人間としての芯になると思います。
大切なのは「外」ではなく「中」
心を鎮め自分にそっと「これからどうすればよいのか」と話しかける。日本の偉人たちはみな、禅の修行や、仏法修行を通して人間を鍛えてきました。そして考えてきました。人としてあるべき姿は何なのかを。
今は試練の時。しかし、このことを通して人は鍛えられ、成長します。今私たちはまさに分水嶺に生きていると言えます。大切なのは「外」ではなく「中」なのです。「中」を整えること。それにすべてがかかっているのです。
そしてその先に本当の「自己肯定感」が生まれるのだと思います。